ナミュール・ノートルダム修道女会 広島修道院

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聖ジュリーの写真

カリスマと創立

1.ナミュール・ノートルダム修道女会は、神と神の民への愛にあふれていた女性、マリー・ローズ・ジュリー・ビリヤールによって創立された。
ジュリーは招きに応えて生涯を神に奉献し、神はほんとうに善いお方なのだという福音を、あらゆるところに伝えた。

2.ジュリーの「いつくしみ深く善き御父」なる神への深い信仰と喜びの念は、長年にわたる観想的祈り、身体的苦痛、迫害の中で強められ、女性達の心を捉え、彼女らをしてジュリーの精神と英知をもってイエスに従わせることになった。

3.修道会は数名の女性たちが神への誓願を立て、貧しい子供たちの教育への献身を誓った
1804年―宗教界および社会の動乱期 ― フランスに創立された。

ナミュール・ノートルダム修道会の十字架

「私の十字架によってしるしづけられる修道会を授けよう。」ジュリーがコンピエンで幻の

 

 中に聞いた御言葉は、ノートルダ修道会のしるしとして、修道会創立当初から 具わっている十字架の重要性と価値とを明らかにしている。
 ジュリーは、十字架に対して特別な愛を寄せていたし、十字架上のキリストの御前におのれを無にし、キリストの死によって贖われた霊的富を受け入れるよう照らされていた。それは完全に自分を神に捧げつくすことであり、また完全に神を受容する態度であった。
 十字架の表側の中心部に「ND」と刻まれているのは十字架によって表わされたキリスの愛に応えて、神におのれを委ね、神を受容することを表現している。なぜなら、キリトのしるしとして十字架にまさるものはないからである。
 裏側にはジュリーがしばしば口にした「神のいかに善きかな!(AH ! qu’il est BON
Le BON Dieu (フランス語)」 という言葉が刻まれている。
 毎朝十字架を首に“懸ける”ことによって十字架は固定されていない ― 即ち、
”自由である“ という点で、深い意味を含んでいる。

ナミュール・ノートルダム広島修道院の設立

1924年

米国マサチューセッツ管区から日本における最初のミッションが始まる。
1950年
原爆の地廣島に、イエズス会地区長ラサール師に招かれ、イエズス会士たちの尽力を得て廣島修道院が開設された。

1950年(昭和25年4月)ノートルダム清心中学校の開設に当たっては、同修道会のチースリック師、シュワイツイェル師、ゴーセンス師を中心にした多くの協力者の尽力を得た。生徒募集のPR は、当時としては斬新な新聞広告、チラシだけでなく、チースリック師、シュワイツイェル師が昼夜東奔西走して小学校を訪れ、開校の挨拶と教育方針を説明して廻った。こうして、己斐薪山のカトリックのミッションスクールに知育・宗教教育を求めて多くの生徒たちが集まったのである。

 
MISSION STATEMENT
Sisters of Notre Dame, women
with hearts as wide as the
world, make known God’s
goodness and love of the poor
through a Gospel way of life,
community and prayer.

Continuing a strong educational
tradition, we take our stand
with poor people, especially
women and children, in the
most abandoned places.

Each of us commits her one
and only life to work
with others to create
justice and peace for all.

宣 教 宣 言
ノートルダム修道女会会員は、
世界の広さにも譬えられる
大きな心をもって、
福音による生き方と
共同体と祈りを通して、
神は善いお方であり
 貧しい人々を愛しておられることを
告げ知らせる女性である。

確固とした教育面での伝統を
保持しながら、
最も顧みられない場におかれた
貧しい人々、特に
女性と子どもたちの
立場に立つ。

わたしたち一人ひとりが、
他の人々と協力して、
全人類のため正義と平和の創造に
一度限りの、唯一の人生を
捧げることを誓う。

広島修道院

共同体メンバー(7人)と宣教活動

             

3人のシスターは廣島教区、廣島信望愛学園の三つの幼稚園で働いている。

中・高等学校で善き神様を生徒達に伝えることはシスター達の喜びである。

その他、教会や、卒業生、保護者への聖書研究を始め、同窓会の講座などを担当している。

また、本修道会には準会員の組織があり、準会員(ジュリーの会)のための会合を二ヶ月に一度開いている。その目的は、聖ジュリーの精神を深く理解し、その生き方に倣い、教会やその他夫々の置かれている場で善き神を伝えてゆくために、勉強会、研修会、黙想会を行なっている。

私たちノートルダム修道会の会員は、創立者聖ジュリー・ビリヤールの精神と修道会の伝統に基づいて、この世界の全ての人々に神は善いお方であることを告げ知らせる使命を帯びている。私たちは各々神から遣わされた使徒としての自覚を新たにし、日々のわざと生き方を通してこの使命を全うする努力をする。

私たち修道者の使徒的生活は、誓願に根ざし御父によって遣わされたイエズス・キリストの宣教の使命に与る者、人々と共に在り、人々に仕えることを生涯の目的とすることを公にしている。それ故、私たちは常に主の御声に耳を傾け、主が呼んでおられるところへ、自由な心をもって遣わされるのである。

聖ジュリーのことば

ひまわりの花は、
一日じゅう太陽に向かって咲き、
陽とともに花もまわります。
純真な人は、
いつも神を中心に行動し、
神様からすばらしい導きと恵みをいただきます。
こういう人は、
いつも美しく新鮮で清らかな愛情にあふれています。