援助マリア修道会(福山修道院)

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創立者と修道会の歴史
援助マリア会の霊性と特色
創立者のことば

おお、神よ。
私の心を大きく広げて下さい
もっともっと大きく
広げてください

小さないやしい関心事を
すべて捨て去り
あなたの愛と限りない
全能の力において

イエス・キリストにおいて
イエス・キリストによって

全世界を抱かせてください
(マリ・テレーズ・ド・スビラン)

 
マリ・テレーズ・ド・スビランと援助マリア会
援助マリア会の創立者マリ・テレーズ・ド・スビランは
1834年5月17日、南フランスのカステルノダリに生まれ、20歳になった1854年に、使徒的修道会、援助マリア会を創立しました。当時は産業革命による激しい変動の時代でした。
社会の要求に敏感なマリ・テレーズは、若年労働者に対する援助の必要に気付き、「家族の家」と呼ばれる寮や、結核に侵される勤労女性のために、ヨーロッパで始めての結核病院を創立し、共助組合や保険制度を創始するなど、先駆者的活動を行いました。
その時代、その地域が最も必要とすることに 「マリアのように、つかい女として奉仕させていた
だき、必要がなくなればそっと身を退く」 というのが、彼女のモットーであり、これは現在も修道会
に引き継がれています。
1874年神の図りがたい摂理によって、自らが創立した愛する修道会を去るという耐え難い試練が待ち受けていましたが、彼女は雄雄しくそれを受諾し、15年の後1889年55歳の生涯を閉じました。
1946年10月20日に列福され、それを機に日本の創立が決まりました。
「一粒の麦が地に落ちて、死ねば多くの実を結ぶ」  (ヨハネ12/24)
会の霊性と特色

援助マリア会は、使徒的修道会です。

私たちは・・・イグナチオの霊性を源泉に

キリストを中心とする 聖体(ユーカリスティア) を生き

礼拝者であり援助者である マリア にならって、

神の栄光と人びとの救いのために、奉仕するために招かれています。

日々の聖体礼拝に使徒的な価値を置き、独自の使命を自覚しています。
世界各地に派遣された援助マリア会
わたしはあなたをえらんだ。主よ、ここにいます。私を遣わしてください。 (イザヤ6/8)

フランスで始まった修道会は、
イギリス、イタリア、アイルランド、カメルーンに広がり、1947年には日本に創立されました。

日本からは、韓国、ポンペイ、マニラ、チューク、フィリピンへと広がりました。

日本国内の修道院
  福山修道院、長府修道院
  西宮修道院、長崎修道院
  東京修道院/修練院

宣教の様式は異なっていても、追及する共通の目的は、人々の人間的、霊的成長を助けることです。

福山シスターズのミッション
マリ・テレーズの列福式は、日本創立の機会となり、
1947年に広島県福山市に修道院が創立されました。
現在、約30人のシスターズが三つの共同体に分かれて共同生活をしています。
第一共同体
第二共同体
第三共同体
私たちのミッションは
学校教育
日本は戦後、子女の教育が急務であると望まれ、フランス人の4人の修道女が様々な貧しさの中にも、神の不思議な助けのもと、小さな学校を始めました。
福山暁の星学院 (暁の星幼稚園・小学校・中学校・高等学校)
本学院は、すべての子どもが神から愛されている、という人間観にたって教育しています。一人ひとりがそれぞれの発達段階に応じて、自ら開花させることができるように、環境を整えていきます。
援助マリア信徒の会(福山)
社会の中で、信徒として、それぞれ置かれた場でマリ・テレーズの精神を深めていくグループです。月一回の例会と毎年一回の霊的刷新のための黙想会が企画されています。
(修道院が存在しているところには、信徒の会があります。)
小教区と協働して、次の活動をしています。
教会学校-----------信徒と協働して日曜学校、高校生会・青年のための祈りの集い。
アンナシメオン会----信徒高齢者の月一回の集い。ミサ、親睦を図りながら、 子供の為に、
               クリスマスプレゼントの準備や初聖体の子どものために祈る。また
               フィルピンへ衣類を送るなど教会活動にも奉仕している。
聖書の集い--------生活をとおしての福音の分かち合い、聖書を用いた
               公教要理などを数人の会員が担当。
教会委員会への参与----司祭修道者信徒が信仰者としての平等性と相違性をもって、
                  「わたしたちが教会」となるよう、ともにパートナーシップをもって
                  協働し教会活動に参与する。
「道の司牧」への協力----
     ・J−CARM広島の一メンバーとして活動に参加
     ・毎週日曜日の夜、信徒、他の団体、ボランティアとともに路上生
     活者のための夜回り訪問。
     ・在日、滞日のフィリッピン・ブラジル・中国の方々のために、英語・
     ポルトガル語のミサや土曜学校への協力。
     ・福山近港に停泊する外国人船員のための司牧の手伝い。
コミュニティセミナーとの協力----人間関係の希薄な社会に、温かい関係を取り戻していく
                        活動に協力。
「主よ、私はここにいます。私を遣わしてください。」 (イザヤ7/8)
721-0975 福山市西深津町3−4−2  援助マリア修道会(福山修道院)  
TEL(084-925-2981)  FAX(084-928-7962)