2009年2月22日 「平和アピール‘81記念行事」in カトリック笠岡教会

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 去る2月22日(日)、教皇ヨハネ・パウロ二世来日記念平和行事の一環としての会合が岡山地区の各小教区から約30数名の信徒が参加しました。
 担当司祭のレネ神父の挨拶で始まり、笠岡教会が1981年から今日まで国内外の支援活動を行って来た歩みが紹介され、続いて2001年から続けている大阪西成区釜ヶ崎の路上生活者支援の現状をパネラーがスライドで説明し、そのあと意見交換をしました。参加者からは、支援金と支援物資を集めるノウハウや路上生活者の事情について活発な質疑応答がなされました。
 笠岡教会では当初、釜ヶ崎にある支援施設「ふるさとの家」と「出会いの家」から当時の現状報告と支援の要請を受けて、教会内の信徒だけで厳寒期を前にして11月下旬、3日間支援物資と支援金を集めたのが事の始まりでした。
 支援物資は男性用冬物衣類(スラックス、ジャンパー、Tシャツ、セーター、肌着、靴下など)、毛布、寝袋、日用品(石鹸、タオル、歯ブラシ、カミソリなど)、食料品(米、みそ、醤油、お茶、コーヒー、ラーメンなど)を集め、第1回は信徒のライトバン1台に積み、両施設へ届けました。
 その後この活動が一般市民にも次第に教会の恒例行事として認められ、更に地元マスメディアの応援も得て岡山県全体にも知られるようになり、年毎に活動の輪は広がっていきました。
 そのような経緯で8回目の昨年は4tトラック1台では積みきれず、2回に分け年が明けてからも届けました。運送会社も好意的で特別料金扱いにしてくれ、信徒も物資の受け入れ、仕分け、梱包、発送に至るまで大勢が毎年の経験を生かし、よろこんで協力してきました。
 現金書留郵便や持参された支援品一つひとつに支援者の温かい心がつまっており、現地の支援施設から早速丁寧なお礼状が届いております。
 このように身近で地道な平和のささやかな実践がやがてかならず大きな実を結ぶことを、証しして下さったと感じた記念行事になりました。              前川 信吾

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