広島地区女性連合会 総会                              2014年5月30日(金)

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広島地区女性連合会 ミサ 総会 研修会
テーマ 改めて今〃列聖 列福を考えてみる!

I ミサ聖祭 司式 前田司教様、斎藤神父様、ヴィタリ神父様、平林神父様の ミサに与り、
命のパンを戴き、心身共にイエス様に結ばれて聖性を深め、福音宣教実践の稔り を祈りました。
II 総会  2013年度の活動報告、収支決算書報告、監査報告。  2014年度の活動計画案
2014年度の予算書案、総べて異議無く承認されました。
III 研修会
 
1.講話・・・・・・・前田万葉司教様   津和野の殉教者 
@津和野殉教者の列聖を求める祈り、主の祈り、アヴェマリアの祈り、栄唱の祈りを捧げた。 
 乙女峠友の会 の 祈りですが、 広島教区として司祭団、 各小教区でお祈りください。  

A5月29日第4回列聖委員会が開催された。 
 *1万人の署名運動  *募金口座を作り献金をお願いする。 
 *祈りと声望
  列聖には声望が必要で、高木仙衛門の孫が十字架を乙女峠に建てて下さった。
  此処での祈りは 声望の役に立つ。
 *観光の人々にも足をお運び戴き、殉教者の信仰を知って戴きたい。

B俳句 十字架や生(う)みの苦しみ聖母月 前田司教様
  十字架に寄り添うマリア、 イエス復活を喜ぶマリア

C深堀 和三郎 三尺牢に入れられた最初の殉教者27歳  (青少年育成に役立つ)
 森 安太郎 三尺牢で殉教32歳 (堅信に役立つ) 夜マリア様のご出現が有った。
 もりちゃんの信仰 役人にお菓子で棄教を勧められたが天国の素晴らしさ説いた。5歳 
      (家庭の信仰、初聖体に役立つ)
 木仙衛門 水責めと 三尺牢
 守山甚三郎 水責めと 三尺牢 覚え書き。
 弟の守山裕次郎の 殉教 14歳 天の父が注いで下さる信仰の喜び (堅信に役立つ)
 姉の守山マツの信仰 帰還後 患者の世話をした。十字会会員になり五島で奉仕した。
 本田藤五郎は脱走して神父になった。

D津和野殉教者の列聖を求める祈り、主の祈り、アヴェマリアの祈り、栄唱

2. 講話  平林冬樹神父様(イエズス会)   津和野に灯った「ごたいせつ」の光
@信仰の壺 (急所を押えておく)     
神から洗礼を受け神の子になった私は、神から無条件に愛されている。
 其の大きな親心を解っている事が大切。
 子供の時 母に愛されて育つ事も大切。根底にある母と父の祈り。
 イエズスさまが、どんなにあなたを愛しているか。   <主こそわが光>
 『信仰の喜びに生きる、殉教者の証は此れである』  祈りは信仰、信仰は祈り
 ヨハネの福音書は、私に当てた 命の手紙であることを実感出来るか。
 エゼキエル 18  私は、罪びとの死を望まない。 あなた方は立ち返って生き、
             信仰の喜びが満ち溢れる。
    信仰とは、神が喜びを 私の心にぶち込み、 居座って満ち溢れさせて下さること。
ヨハネ13-4〜8  弟子達の足を洗われた イエスの愛。
(ペトロは捕えられたイエスについて中庭に入ったがイエスの弟子であることを2度否定した)
心の貧しい人「心が荒(すさ)び貧弱な人」は幸いである。 その人が幸いになる為にイエスは命を懸けて、十字架に架かり、成し遂げられた。 〜  3日目に復活された。
墓から生まれた神学。 殉教の神学。 昔は倫理神学に入れていた。
          それも有るが、現代では 愛の証となっている。  
●復活のイエスに出会うこと。
 ヨハネ21-9  岸にあがってみると、炭火が熾してあった。魚が載せてあり、パンもあった。
 ヨハネ21-15〜17 イエスは死を乗り越えて、ペトロに希望を置き、ペトロを愛された。 
 イエスはシモン・ペトロに「ヨハネの子シモン私を愛しているか」と言われた。
 ペトロも「はい、主よ、あなたを愛しています」と言った。イエスは『私の羊の世話をしなさい』
 と言われた。繰り返し三度言われペトロも答えた。ぺトロに『私に従いなさい』と仰せになった。
 イエズス様が、どんなに私を愛しているか。 みことばに親しみ 心に響かせる。
 自分を、神様の眼で視ること。   (信仰の自由とは、国家に対して云う言葉である)

A殉教者とは、信仰を守る為に命を懸けた証し人。証の中の証 martyrマルティル・あかしびと

B列聖を決める時「聖人とは」本来、キリストに倣った生き方のモデルです。
 ◆ラテン語の sanctus-a 神に取り分けられた人を意味します。(裁判の形式で進められる) 
 ◆神のメッセージを持っているか。 
 ◆神の啓示に副った者であると、母なる教会からの お墨付きがあるか。
 ◆私達の信仰生活の栄養となるか。
 ◆声望を持っているか
 ◆世界の教会を元気にし、信仰の励みになると母なる教会が保証しているか。
 ◆江戸期から明治に掛けての繋がり、日本の教会の救いの歴史を良く知っておくことが大切。

◎神の救いの歴史に目を向ける事が出来るか。其の人の信仰が現代にどう繋がっているか。
  <その人物が持つ歴史的、客観的事実から、現代的意義を視る。歴史を無視してはいけない>

C「2008年列福 ペトロ岐部と187殉教者」
 それぞれの、特徴ある生涯を生きた多くの人々が、貴重な使信を残している。
 それぞれの生涯に心を致す時、迸り出るような信仰の喜びに生きた人々の息遣いが、
 この時代に漲っています。

D <1987年 列聖トマス西と15殉教者> <1867年 列福205福者> <1862年 列聖26聖人>

E1868年〜1873年明治政府は、浦上信徒の自葬儀を発端に、3.394名を20藩、
 22箇所に、流配した。  過酷な扱いに662名が命を落とした。  
 ●津和野藩には1868年に28名、1870年に125名を流配した。 
 ●亀井藩主は神道に改宗させることを目的としていた。凍てつく寒さと迫害に37名が
 ●殉教した。 * 改宗した人達は、信仰を守っている人達に食糧を運び助けあった。
 ●浦上の流配者には、役人の云う脱走者は一人も居なかった。

Fイエズス会の霊操  自分の歴史を黙想し府に落として霊操する。
 神と私の関係を実感しているか。 神に託された路を歩んでいるか。
 霊的指導、みことばに留まるには、祈りと信仰。

G高山右近はイエズス会の司祭から、霊操・キリストに倣いて の指導を受けた。
 (日本はその当時、金山、銀山の採掘に由り、盛んに貿易を行ったバブルの時代であった)
 そこで、右近は躓き、傷つき限界を知る。    
 右近は司祭の指導により霊操を透して神との関係を極めて密接に実感し、 
 自分に託された路を歩んだ。
 1614年11月8日 マニラに行く船中は劣悪で、右近の身体は消耗し
 、マニラ到着後40日足らずでこの世を去った。『霊操、キリストに倣いて』は、
 右近に深い影響を与えた。

H希望 *アブラハムの祈りと希望、*パッキーダの出会った希望、神の愛と信仰の喜び。

★ヨハネ福音書に示された、神とイエスさまの無限の愛。 証し人から迸り出る信仰の喜び。
 祈りと霊性。その一貫した精神性、歴史を透して語られた、稔り豊かな神に感謝の研修会でした。

会長 梶山 聰子

お知らせJCNA 日本カトリック看護協会
   2015年全国大会を、広島において、ミサから開催します。(広島司教区カテドラル)
            広島支部 担当 司祭 林尚志神父      山口郁乃(岩国教会)