「外国人住民基本法」の制定を求める全国キャンペーン・2009広島集会   2009年9月27日(日)

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 9月27日(日)、今年も午後3時から広島カトリック会館多目的ホールで『「外国人住民基本法」の制定を求める全国キャンペーン・2009 広島集会』(広島外キ連、外キ協共催)が開かれました。前半は韓国から留学生として来広し、その後結婚して、現在は広島で行政書士事務所で働く尹成化(ユン・ソンファ)さんに「在日外国人のニッポン生活の条件について」と題して話してもらいました。ビザの更新手続きに所持金を報告しなければならない話、銀行ローンの条件が在留資格によって違う話など17年間の日本での生活で不便を感じたいろいろな話をされました。「永住権を取得して、ホッとした。」とも話され、入管でのやりとりがたいへんイヤだったという気持ちが伝わってきました。後半は今年6月22日(月)〜26日(金)、韓国全羅道康津(カンジン)で開催された「第14回外登法問題国際シンポジウム」に参加された小ア清信牧師にその報告をしてもらいました。その報告の中で小アさんは「不法」という言葉をあげられ、「その国の法律を破らざるをえない状況のなかで入国している人たちがいて、その人たちは法を破っていると言われる」が、「人権が尊重されなければならないという法はすべての法に優先されるべき法である」と強調されました。最後に広島の在日コリアの姜寿子・寿美姉妹から外国籍住民への定額給付金手続きに関する広島での取り組みを報告してもらいました。今年7月8日、「入管法」「入管特例法」「住民基本台帳法」の改定案が参議院で可決され、公布日から3年以内に「新たな在留管理制度」と「外国人住民票制度」が導入されます。何が問題であるのかこれからもしっかりと学習していく必要性を共通認識して閉会しました。(参加者は日本キリスト教団、在日大韓基督教会、カトリック教会の信徒の人たち約25名)