2007年5月3日(日)津和野乙女峠まつり

HOME > 活動報告 > 津和野乙女峠まつり

 当日は晴天に恵まれ、例年のように津和野教会を出発して、ロザリオを唱えながら町の中を行進し、マリア聖堂のある乙女峠に到着しました。
 三末司教様がミサの説教で、わかりやすく乙女峠の殉教者たちが長崎の浦上四番崩れによって連れてこられた人たちであると説明され、浦上の神父様も参加されていることを話されました。日本の殉教者188人の列福式が行われる予定ですが、カトリック人口の少ないこの日本でこれだけの殉教者がいることには驚かされます。いったい何が彼らに殉教を受け入れさせたのかを考えると…わたしに今それを問われたらどう反応するでしょう?…神秘です。日本人のメンタリティー―生き恥をさらすよりは…など―を差し引いたとしても、そんなに簡単なことではないと思われます。想像力を働かせれば働かせるほど、“友のために自分の命を捨てること”は難しいことのように思えます。
 『彼らは道・真理・命を信じ、その信仰を証しました。わたしたちもそれに倣って信仰を証し、平和をつくりあげてまいりましょう。』と司教様は説教を締めくくられました。ほんとうに、そこまでの信仰を持ちたいものです。主がわたしと共にいて力を与えてくださいますように。
それにしても、峠に登る最後のあの坂道、年々、勾配が急になると感じるのは…年のせいかな?(S)

アルバム