芳賀巡礼                                        2016年4月9日(土)

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芳賀巡礼2016
花の芳賀へ!

岡山教会 殉教者・巡礼地顕彰委員会

 昨年から日程を変えて桜の咲くころを目指して行なうようになった芳賀巡礼。岡山市北区の
芳賀の丘の上に殉教四百年(1997年)を記念して、1996年秋に記念公園として整備しました。聖ディエゴ喜斎は豊臣秀吉に迫害されて、我が国で最初に1597年2月5日長崎・西坂の丘で26名が殉教。1862年「日本二十六聖人」として列聖されました。そのうちの一人、最年長者(64才)で、出生地が備前岡山の芳賀と言われています。列聖百年を前に、1958年に地元の市川数太氏らの手で記念碑(墓碑)が建てられました。

 4月始めにしては少し暖かい日、岡山と水島教会合同で実施、岡山教会から約5キロを歩かれた方6人と合流し、芳賀の山まで約5キロをたどった。野外ミサ参加者は福山からのご家族3人と倉敷の方を含め44人程。内神父はウィル神父、バルト神父、ヨンス神父の3人、水島のシスターもお一人。
教会から歩かれる方が聖ディエゴ喜斎のご像の前で、祈りを唱え集合場所の一宮のタイム目指し、朝8時頃元気に出発。皆さん「喜左衛門さん…」と親しみをこめて話され、十字架を担われたイエス・キリストへの聖ディエゴ喜斎の信頼が、今も生き生きと伝わっている事を感じた。

 芳賀の里の桜は、満開を少し過ぎた感じでしたが、桜の花びらの絨緞を敷き詰めた中、花吹雪舞う中で聖ディエゴ喜斎に見守られながらの野外ミサは、是非沢山の方に参加してもらいたいと思った。
桜の花吹雪とウグイスの鳴き声のさえずりの下で聞くウィル神父の説教…「26聖人は十字架上で、怖い気持ちは全然なく喜んでいた。神と共にいることを感じていた。それは素晴らしい事だった。殉教者が迫害の中で神の福音を伝えたことは、神と関係が強かったから。…私の福音を伝えて下さい。福音に生きて、生活の中で伝えることが出来たら、大きな恵み。神は私達から離れません、いつも一緒。その信仰を持つことが大切です。神は私達の中に働いておられる。頭では無理と思っても、神と共に歩めば何事も出来ます。私たちも殉教者達の心に倣うように。」と話された。

 途中ご高齢者を車に拾ったり、山では怪我人も、これからは救急箱が必要かな。高齢化の進む教会行事です。歩行ルートもこれまでの山坂の有るルートを見直し、平坦で交通安全に配慮したルートが選定できないか、検討したいと思います。ご期待ください。