キリシタン至福の里・追悼野外ミサ(萩市福栄紫福)                    215年5月16日(土)

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キリシタン至福の里・追悼野外ミサ(萩市福栄紫福)

  5月16日(土)、前日からの雨で開催が心配されましたが、当日、雨はやみ、至福の里にさわやかな五月の風が吹き抜けていきました。巡礼者の数は当日の参加者があるため正確には把握できませんが、80名を超えていたのは確かでしょう。遠くは愛知県からの参加者があり、皆を驚かせました。
 萩のコミュニティ紙「萩時事」が前日一面で至福の里を大きく取り上げ、当日も記者の方がミサに与って、取材されていました。この山あいの小さな村は、今、大きな注目を集めています。それは世界遺産登録勧告がされた、明治産業群のひとつ、萩市の大板山たたら製鉄跡がここにあるのです。
 写真に見える至福の里祈念地は山口教会と萩教会の有志の方々のご尽力で、1999年に建設され、それまで山中に散らばっていたキリシタン墓を集め、毎年ミサを捧げ、彼らの厚い信仰を顕彰してきました。小さな村ですが驚くほど多くのキリシタン遺跡が残っています。観光資源として萩市が力を入れるはずです。今回で16回を迎えたキリシタン追悼ミサですが、今後、ますます発展していくことを願ってやみません。