芳賀巡礼                                        2014年5月25日(日)

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芳賀巡礼
爽やかな備前路を 一路、芳賀の里へ!

岡山教会 殉教者・巡礼地顕彰委員会

 5月の一日を、今年は共に保護の聖人に抱く岡山教会と水島教会が、共通の教会行事として芳賀の里に集う事が出来ました。特に水島は主日のミサを取り止め、教会学校も場所を芳賀の里に移すという力の入れようで、全体の参加者も約50人程となり、記念公園の広場からこぼれる程、殊(こと)の外(ほか)賑やかな野外ミサとなりました。 徒歩巡礼のメンバー約20人は備前一宮のビッグ駐車場に集まり、祈りのあと一路聖ディエゴ喜斎の待っておられる芳賀の山へ向け出発しました。例年と違い県道の西側の田んぼ道を北上し、いつものルートに戻り、山陽道を見下ろす橋で一息。途中で水島の方々の追い越し車からの励ましの音も力に頂けました。時々風を身に受けながら祈りながら駄弁りながら、桃畑を抜けて山坂山坂の5キロの道でした。

  記念公園では先着の方々の草刈りも始まっており、お手伝いしながら野外ミサの準備です。1月に日本(岡山)に来られたばかりの朴(パク) 孝鎭(ヒョジン)神父も日本語がだいぶお上手になられ、日本語のミサと説教に初挑戦。金(キム) 楹洙(ヨンス)神父も共に司式して下さいました。ミサ後、水島の子供達が聖ディエゴ喜斎について学びまとめた「お話し」を、参加者の前で朗読して披露して下さいました。

  昼食後、一同で記念に写真を撮った後散会し、徒歩巡礼の出発点まで徒歩で戻る人、途中のバス停に向かう人等々、来年また会えることを祈りながら、まちまちに家路につきました。

 今年は岡山教会から芳賀の里までの徒歩巡礼(約10キロ)が都合により行えませんでしたが、又協力者を得て実施出来ればと思います。 次回の芳賀巡礼にも、近隣の教会からの参加を含め、多数の方々のご参加をお待ちしています。

  「芳賀の里(聖ディエゴ喜斎記念公園)」は岡山市北区芳賀の丘の上に有ります。殉教400年を記念して1996年秋に記念公園として整備しました。聖ディエゴ喜斎は日本26聖人の一人で、豊臣秀吉に迫害され、わが国で最初に1957年2月5日長崎の西坂の丘で殉教。1862年に列聖されました。聖ディエゴ喜斎の出生地が芳賀と言われています。