周防・長門殉教者記念ミサ(山口サビエル記念聖堂)           2012年8月19日(日)

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周防・長門殉教者記念ミサ(山口サビエル記念聖堂)

 8月19日(日)年間第20日主日のミサの中で周防・長門殉教者のために祈りが捧げられました。今年は、聖堂の中に、周防・長門で殉教された方々を記念して31枚の木札と「殉教者かるた」が飾られました。この木札は31枚ですが、1枚の中には複数の方々が含まれ、殉教した方々は93名に及びます。この日は、「天から降ったパン」(ヨハネ福音書6・51−58)がテーマでした。殉教者たちを思い巡らし、次のようなお説教のお話がありました。  今日の福音の中には、「生きる」「命」という言葉が何回も出てきます。「生きる命」は素晴らしい。この「命」には、3つの「命」があります。一つは、元気の源である「体の命」。イエスは、たくさんの命を癒し、元気な命を大切になさった。二つ目は「心の命」です。体が生きていても心が生きていなかったら死んでいるのも同然です。三つ目の命は「永遠の命」。普段私たちが口にする食べ物はその人の生活を支えていますが、やがて消えてしまいます。しかし、「天から降ったパン」つまりご聖体は、私たちを永遠に支え、それによって私たちは「生かされ」ます。  今日、ここに記念されている殉教者の方々は、まさに「心の命」を生きた方、そして「永遠の命」をいただいた方々だったでしょう。だから、「体の命」を捧げても喜んでいました。私たちも、この「天から降ったパン」によって生きましょう。