2012芳賀巡礼                                    2012年5月27日(日)

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爽やかな五月 列聖150週年を芳賀で祝う


 殉教400年(1997年2月)を前に、前年芳賀の里を記念公園として整備し、1996年秋徒歩巡礼を始めて今年で17回目の徒歩巡礼となりました。今回は特別に列聖150周年を記念して、倉敷ブロックとの合同開催となり、参加者も増え、喜びもひとしおでした。岡山教会から7人程集合場所の一宮の大型店舗迄徒歩巡礼し合流、9時半に芳賀の里へ向け出発。岡山・岡山南・玉野・福山・倉敷の方々24人。途中まではスティーブ神父も同行されました。  山陽高速道路を越え北へ5キロほど徒歩巡礼し、11時前に爽やかな鶯の鳴き声に迎えられ芳賀の山に到着。水島からの参加者到着を待って11時35分頃から野外ミサ。全体の参加者数は50人ほどになったでしょうか。  岡山教会スティーブ神父司式で野外ミサが行われました。説教の中でスティーブ神父は「聖ディエゴは命を捧げられました。私達の模範です。暑い中私達は何の為に登ってきましたか?少しでも殉教者の犠牲を想い信仰するように。聖霊は神のいぶきです。その力は一人一人の内に有ります。無料です。ただです。私達に何が出来ますか?祈りです。祈りは無料、ただです。その時間を神に捧げなさい。この勇気をここで頂き家に持ち帰りましょう。……」と言われました。記念公園の木々も大きく育ち、木陰の中に風が吹き抜ける野外ミサとなりました。  ミサ後、今回の列聖150周年に因んで作成した聖ディエゴ喜斎の像の入った備前焼十字架の紹介があり、希望者にお分け致しました。参加者は三々五々思い思いに聖人の記念碑を囲み遺徳を偲び、持参のお弁当に舌鼓をうちながら新緑の空気の中、落ち着いたひと時となりました。  記念公園は綺麗に草刈り清掃してあり、野外ミサには気持ちよくあずかる事が出来ました。事前準備に奔走された関係者の方々に感謝致します。又ミサ後6月9日に行われる、バチカン大使の公園での祈りの集いに備え、石の祭壇を持参の水で綺麗に掃除しました。13時20分頃適宜散会、来年の再会を願って帰途につきました。来年以降も合同開催となることを祈っています。 参加者内訳:岡山24名、岡山南2名、玉野1名、倉敷6名、水島15名、福山1名、神父1名 (倉敷/フレデリック助祭を含む)巡礼の感想(水島教会の方)  新緑の中で野外ミサしかもヤコボ喜左衛門墓(聖ディエゴ喜斎記念碑)の傍で巡礼を兼ね、今から415年前の世界に苦しみや喜びを思いめぐらし、そよぐ風をあびながらごミサに与れたことは感無量でした。それも無料の恵み。行った人にしか味わえない安らぎを得ました。また、ストレスを排出するために行きます。

岡山教会殉教者・巡礼地顕彰委員会