岡山市内巡礼                                2008年2月11日(土)

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第25回「広島キリシタン殉教祈年祭」開催される!

 第25回「広島キリシタン殉教祈年祭」が2月11日(祝日)午前10時より広島己斐ノートルダム清心学園入り口に建立されている「キリシタン殉教之碑」前で約130名の信徒が参列して三末司教様による「殉教碑前のお祈り」からスタートしました。
 本年は25回目という節目を迎え、且つこの広島の地で殉教された3名の方(フランシスコ遠山甚太郎、マチアス庄原市左衛門、ヨアキム九郎右衛門)の列福が認められたということで参列者一同喜びに満ち溢れた表情でした。その後、観音町教会まで15分の道のりを皆で巡礼し、三末司教様司式による「殉教祈念ミサ」が執り行われました。
 ミサは12名の司祭団も共同司式され、信徒の参列者は各地より約180名の参加があり、観音町教会の聖堂は満杯状態でした。ミサの中で司教様は「今年は特に歴史的にも記憶される日本の188名の殉教者が、11月24日長崎にて列福されることは私達とって大きな喜びであり光栄でもあります」と話されました。
 殉教ミサ後、ひき続き祇園教会の主任司祭山根敏身神父の講話を聞きしました。その中で神父様は、この度広島教区より5人の殉教者が列福されるが、その中の1人で広島の可部町三入(みいり)の出身で1605年萩で殉教した「熊谷元直」が武士として如何にしてキリシタンの洗礼を受け、その信仰を守り通し殉教にまで至ったか「年譜」を示しながら数々のエピソードを交えて話を進めて下さいました。そして殉教者の信仰に学ぶと言う事は、「浄火(きよめ)」「照明(神に照らされる)」「一致(神様と)」の歩みを繰り返し続けていく事であろう。と話され参列者に深い感銘を与えました。
 その後、観音町教会のヨゼフ館2階に移動し、司教様を囲んで食事を共にしながら、楽しく分かち合いの時を過ごした後、午後1時30分閉会致しました。

観音町教会 坂井