鶴島巡礼のご案内                               2007年10月8日(祝)

溝部司教を迎え、殉教者を偲び、殉教者に学ぶ

岡山教会殉教者・巡礼地顕彰委員会

今年の参加者は徒歩巡礼の「鶴島への旅」参加も含め、一五二名の参加があり、昨年(一三八名)にも増しての人数でスタッフ一同嬉しい悲鳴?岡山県内はもとより県外は広島・鳥取・長崎・滋賀・京都・大阪の各地から20数カ所の小教区と修道会の参加。その中には「長崎への道」の途中の方もおられました。
台風の影響で雨模様が予想された巡礼でしたが、小雨で日生港を出港し野外ミサが始まる頃には雨もすこしづつ上がり、日差しも見えるほどとなりました。野外ミサは雨しのぎのテントを用意し、司教様の他6名の司祭の共同司式で行われました。
昼食や司教のお話や交流会等は、例年島の広場でしていましたが、天気予報から大雨も想定し、備前市役所日生支所にご無理をお願いし、隣の防災センターのホールをお借りしました。備前市役所には毎年鶴島の巡礼路の草刈りにもご協力頂き、市当局の鶴島にかける思いに感謝します。
昼食後のひとときを一堂ホールに会し、ペトロ岐部と一八七殉教者の列福にご尽力された溝部司教から、私たち巡礼者に向けて分かりやすくメッセージを頂いた。溝部司教はこれからの私たちの歩むべき教会像として、「この一八八殉教者の列福が投げかけるものに深く思いを致したい。当時は司祭が数少ない中で、各地に出来た信徒の教会共同体を司祭が広く司牧に廻っていた。各地の信徒は自立して教会共同体を営んでいた。このことは今の私たちに考えさせる何かがあるのではないでしょうか。…………」との言葉をいただき、私たち信徒にとって心に残る言葉となった。その後、参加団体(教会・修道会)毎に紹介があり、それぞれ参加しての思いを述べた。今年参加できなかった方々も、来年は参加して下さるようお願いします。