鶴島巡礼のご案内                               2007年10月8日(祝)

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秋空に聳(そび)える大山を横に一路三刀屋(みとや)へ
パウロ永井隆博士(生誕百年記念)追悼・平和祈願ミサに参加

岡山教会 むつみ会

爽やかな9月9日(日)早朝、後藤・豊田神父様と信徒40人は島根県雲南市三刀屋町へ向けて岡山教会を出発しました。バスの中で朝の祈りの後、後藤神父様のお話、濱口様から永井博士の生涯についての紹介があり、「長崎の鐘」を合唱、楽しい分かち合いのバス巡礼の一日が始まりました。なお、このバス巡礼は殉教者・巡礼地顕彰委員会の行事として実施されました。初めて見た雲ひとつない秋空に聳える大山の雄姿は、ふと故郷の富士山を想い出させてくれました。
永井隆記念館横の公民館でのミサは、元教皇庁教育省局長ヨゼフ・ピタウ大司教、元大邱(てぐ)大教区長李(イ)文(・ムン)煕(ヒ)大主教と広島司教区司祭団が祭壇を囲んで始まりました。博士のご令嬢とお孫さんは最前列にご出席でした。
ヨゼフ・ピタウ大司教様は説教の中で、「国籍を超えた国民相互のより深い和解」を訴えられ、閉祭前には李文煕大主教様が「韓国カトリック教会においても、永井博士の偉大な生涯は多くの賞賛と尊敬の中にある」ことを述べられました。
ミサ後の昼食交歓会は、「食卓は友情の秘跡」の言葉通りの和気藹々(わきあいあい)ムード。演奏あり合唱あり、韓国巡礼団のアリラン合唱は、日本人のフィーリングと一味違った異国情緒を感じさせてくれました。永井隆記念館を見学後、博士生い立ちの家を訪ね、一路岡山へ。
途中お土産を買ったり、アイスクリームを楽しんだりの修学旅行もどきは、むつみ会員らしからぬ若々しさでした。最後に豊田神父様からの祝福を頂き喜びの内にバス巡礼を終えました。長崎の鐘ならぬ岡山の鐘が「如己愛人」「平和の使徒となろう」と私たちに告げる音でありますように。