インファンタで開かれた三姉妹教区の集いの報告

 遅くなりましたが、2006年6月12日(月)−13日(火)にインファンタで開かれた三姉妹教区の集いの報告を致します。

参加者

釜山教区・・・ユン神父他3名の司祭、信徒会長他7名の信徒
広島教区・・・司祭4名、信徒1名
インファンタ教区ティロナ司教・・・ラバイアン司教、マリオ神父、マリオ助祭他数名

歓迎会

  12日(月)夕、広島より5名インファンタ司教館着。すでに釜山からの参加者は到着。新しい司教館の庭で歓迎のガーデンパーティ。インファンタ・カルメルスクールの学生・先生たちかがダンス、歌などでその場を盛り上げてくださった。釜山の司祭は司教館に、広島からの私たちはジェネラル・ナカルに移り慣れ親しんでいる各家庭でホームステイ。

司教ミサ

  インファンタ・カテドラルで三教区の司教、司祭、信徒によるミサ。インファンタ・カルメルスクールの生徒、先生他多数の信徒の参加。ミサの説教の中でティロナ司教は「たくさんの努力の上に作り上げられた姉妹教区の協力をこれからも大切にしましょう。三教区がアジアの顔、心、教え、文化を大切にしつつ、力を合わせて平和を作り上げて行きましょう」と力説された。

交流会

  ミサ後、新司教館の落成セレモニーが行われた。玄関ホールに『この建物は「カルメル会本部、釜山教区オーグスチン鄭司教及び広島教区ヨゼフ三末篤實司教らの援助により完成した」』と刻まれたプレートの除幕式が皆の見守る中、ユン神父、斉藤神父により行われティロナ司教による建物全体の祝別が行われた。落成式に引き続き、交流会が開かれた。
1.開会の祈り
2.歓迎の言葉(ティロナ司教
3.教区紹介
  「釜山教区」ユン神父
  「広島教区」斉藤神父
  「インファンタ教区」ティロナ司教
4.三姉妹教区の流れについての説明
5.三末司教及び鄭司教よりティロナ司教及び会議へのメッセージ披露
6.会議の内容
7.最後に「三姉妹教区の祈り」をそれぞれの言葉で唱え、実り多き集いが終了した。

その他

1.2007年10月に釜山教区創立50周年を迎えるため、その日に合わせて次回の「姉妹教区の集い」は釜山で開いていただきたいとの要請が釜山教区より提案された。
2.会議は2日間で終了したが、同行の日本人信徒はジェナラル・ナカルハイスクール建設現場でボランティアとしてまた荻神父はインファンタ、ナカル、リアルの各方面へ復興状況の視察の為足を運んだ。未だ田畑の8割は耕作不能で完全な復興には程遠い。しかしこうした困難の中でナカル・カルメルスクール及びカテドラル近くに事務所を持ちマリオ助祭の指導の下で働く「ソーシャル・アクションセンター」、カテドラル2階に事務所を持つ「ICDAI」のグループたちが地道に新しい農業(バイオ)、漁業、養豚、養鶏等に取り組み貧しい人たちへの手助けを力強く行っておられることに目を見開くものがあった。

会議の内容

三姉妹教区交流会 議題(案)−広島教区より
1)5月第二日曜日の「姉妹教区の日」の各教区内での様子の報告(インファンタ、広島→ポスター配布)(釜山→教区内の典礼パンフレットにお知らせとして記入)三教区共→「姉妹教区の祈り」釜山・広島→インファンタのための献金
2)「ロゴマーク」について 6月13日(火)ミーティング後インファンタとナカルのカルメルスクールにお願いする 6月15日(木)までに何作か作成してもらう
3)今後各教区の大きな行事や記念式(司教叙階等)大きな出来事(司教の入院等)、お互いに知らせ合い、祈りあう。
4)台風被害の復興状況を知りたい
5)神学生の援助について 何人くらい希望者がいるか?
6)Fr.トニーへの献金報告
7)8月17日(木)−21日(日)インファンタ訪問(広島より)
8)釜山−広島
  @7月20日(土)−8月2日(水)第12回日韓合同キャンプ(山口)
  Aインファンタ教区援助チャリティーコンサート(8月26日土曜日 PM4-6:広島)韓国の
    バイオリニスト、ピアニストの協力

アンドレア 荻喜代治(岡山南・玉野教会主任司祭)